亡国の徒に問う

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163524405

作品紹介
国家なしに国民はない。その国を亡ぼしてよいのか。日本は何に依って立つのか。それが今、国民一人一人に突きつけられた問題だ!

担当編集者より
ベストセラーになった『弟』ですが、石原さんはその反応にふと、「今の日本は、すでに家族、肉親という関係が失われてしまったのではないか」と不安を感じたそうです。今の日本を見れば、娘たちはブランド物を買うために売春に走り、息子たちは鼻に穴をあけ嬉々とする。官僚は私腹を肥やし、政治家は国土を守らず、国民は目前の安逸にひたる。何がこの国を、これほどまでに自堕落なものにしたのでしょうか? 政治はもとより、歴史観、文学、宗教、ピアスを縦横に論じ、日本人の「下意識」を問う評論集です。(M)