レコード・コレクターズ 2021年10月号

http://musicmagazine.jp/rc/rc202110.html

【特集】90年代ハード&ヘヴィ・アルバム・ランキング100

8、9月号に引き続きハード&ヘヴィ特集の第3弾をお送りします。90年代に入ると大きなブームとなったグランジミクスチャー・ロックなども台頭し、同時に北欧や南米などからも革新的なグループがシーンを活性化させつつ、ハード&ヘヴィなサウンドは更新され続けてきました。今回も90年代のスタジオ・アルバムから100枚をランキングしました。

⚫︎本誌執筆陣25名の投票によって選ばれた必聴の100枚(赤尾美香、芦崎瑞樹、池上尚志、犬伏功、大鷹俊一、岡田敏一、奥村裕司、小野島大、KASHIF、ガモウユウイチ、北井康仁、小山守、真保安一郎、杉原徹彦、武田昭彦、武田砂鉄、鳥居真道、行川和彦、人見欣幸、舩曳将仁、増田勇一、山口智男、山﨑智之、湯浅学、和田信一郎)

⚫︎90年代ハード&ヘヴィ 総得票数ランキング

⚫︎70年代以降のロック史を概観し“成熟期”としての90年代を再考(大鷹俊一

⚫︎バンドの音を丸裸の状態で記録する(武田昭彦)

⚫︎88年と90年にリリースされたクイーンズライクの代表作2タイトルのスーパー・デラックス・エディションが登場(舩曳将仁)

⚫︎選者アンケート:私にとっての90年代ハード&ヘヴィ

 

⚫︎ストラングラーズ
昨年他界したデイヴ・グリーンフィールドの遺作でもある18枚目のオリジナル新作『ダーク・マターズ』(行川和彦)

⚫︎ジョージ・ハリスン『オール・シングス・マスト・パス』
ポール・ヒックス(エンジニア)が語る50周年記念盤の制作過程(藤本国彦)

⚫︎『Power To The Pop 2』
ビートルズの遺伝子を感じさせる古今の楽曲を集めたコンピレーション第2弾(安田謙一

⚫︎ボブ・ディラン
ブラインド・ウィリー・マクテル」と同時期に録音された80年代前半のレア音源からなるブートレッグ・シリーズ第16集(宇田和弘)

⚫︎スティーリー・ダンドナルド・フェイゲン
代表曲に新たな生命を吹き込む最新ライヴ盤が2枚同時リリース(青山陽一

⚫︎シカゴ
細部までこだわって当時の日本盤を再現したシングル集(伊藤秀世)

⚫︎続ロック黄金時代の隠れた名盤
ユニークな視点から知られざる作品を取り上げる人気シリーズの続編が登場(石川真男)

⚫︎アレサ・フランクリン
シンガーとして活動した軌跡をきめ細かくとらえたアンソロジー『アレサ〜ザ・グレイテスト・パフォーマンス』(河地依子)

⚫︎林哲司
インタヴュー〜世界的に再評価される音楽家が自らの創作、ルーツ、シティ・ポップについて語る(柴崎祐二)

⚫︎高中正義
日本のギター・インストの第一人者によるレーベルを超えた3枚組『TAKANAKA ALL TIME SUPER BEST』(近藤正義)

⚫︎チャールズ・ミンガス
生前最後の晴れ舞台『ミンガス・アット・カーネギー・ホール』が完全盤でリリース(原田和典)

⚫︎砂原良徳
タイムレスな3枚目のソロ作『LOVEBEAT』を“最適化”した20周年記念盤(小野島大

⚫︎ジャックス
バンド本来の繊細な野性を体感できるライヴ・アルバム『2nd Jacks Show, Jul. 24, 1968』(ヒロ宗和)

⚫︎ダニエル・コラン
日本との縁も深いミュゼットの名手が10年ぶりの新作を発表(宗像明将

 

REGULAR CONTENTS

⚫︎リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム

⚫︎インフォ・ステーション……ニュース、書評など

⚫︎[連載]ミュージック・ゴーズ・オン〜川勝徳重(柴崎祐二)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/スティーヴ・クロッパー・リメンバーズ(稲葉光俊)/アロング・ア・ロング・バケイション(湯浅学)/ヴィクター・ハーバートから夢綴るロスト・アメリカーナ(高橋健太郎)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)