新装 いっぱしの女

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480437556/

この本の内容
あなた、やっぱり処女なんでしょ―。「少女小説家」は嘲笑された。『なんて素敵にジャパネスク』『クララ白書』ほかベストセラーを多数送り出し、セクハラという言葉が世間に登場し始めた頃、「いっぱし」の年齢・三十歳を超えた著者。女としてただ社会に在るだけで四方八方から襲い来る違和感を、まっすぐに、そして鮮やかに描いた不朽のエッセイが満を持して復刊!

目次
いっぱしの女の“夢の家”(バーブラとミドラー
夢の家で暮らすために
詠嘆なんて大嫌い
とてもすばらしかった旅行について
一番とおい他人について)
いっぱしの女のため息(一万二千日めの憂鬱
俗物あり
さようなら女の子
レズについて
〈妹の力〉と〈女の大義〉)
いっぱしの女から男たちへ(なるほど
年表をめくる意味について
ブラキストン線について
シュプレヒコールの歌
それは決して『ミザリー』ではない)
いっぱしの女の生きる時代(愕然の日々
ありふれた日の夜と昼について
羅生門をめぐる連想
やっぱり評論もよみたい)
対談 いっぱしの女大いに語る―高泉淳子氷室冴子