14012021

仕事訪問先で応対してくれたのは、5年以上前の出張先で見掛けた男性だった。単に目が合っただけで言葉を交わしたこともないのに、鋭い視線が強く印象に残っていて、顔を見た瞬間に思い出した。

私は転職先の者として訪問した訳だし、前職とは直接関係しない内容だし、過去に名刺交換や会話をしたこともないし、マスクで顔の半分は隠れているし、澄まして初めましてと挨拶した。会議中、視線が合うと妙にドキドキする。

お陰で、前職時代のプロジェクトの苦い記憶が蘇ってしまった。きっと死ぬまで心残り。

帰路は断ることができずに、3密食堂で同僚達と昼食。非常に美味しかったが、食後にこれだけコロナウイルス感染を心配するくらいなら、逃げるべきだった。